好きって言ったら、どうする?









「…斎藤?」

「ブー。」

「野田。」

「ブブー。」

「…じゃあ本谷?」










ブッブー、と



とうとう最後に出した男の名前も
ハズレと称されて


俺は はぁ?と眉をひそめる。








…3人とも違ェのかよ。




じゃあ誰だよ。








誕生会に来た男たちの名前を出すも
全員ハズレとなれば


それ以外にこいつの知り合いは
俺の知るところではない。










「じゃあ分かんねェ。」

「諦めんなやー。
絶対知っとるよ、進藤くんは。」

「あぁ?分かんねェよ。」










俺はそう言いながら
気だるげに 視線を金田に向けた。






分かんねェから早くしろよ、と

俺は金田に促すも





金田は「もうちょい頑張って。」と
まだ教えてくれる気配はない。








俺はそれに小さく息を吐きながら

金田のこのクイズに答えた。










「じゃあ何、まさか店長?」

「ブッ!!
なわけないやろ!あの人既婚者やで!」










あはは!と吹き出して笑う金田に


俺は表情を変えずに
「んー」と声を漏らす。









……これ以上は本当に分かんねェ。










「もうギブ。分かんねェ。」

「えー、諦め早いわぁ。」

「お前が勿体振りすぎなんだよ。」










何で普通に教えねェんだよ、と



俺は少し呆れた顔をしながら
金田にそう言った。






金田は

そんな俺の様子を横で見上げながら





そこで小さく 笑みを浮かべる。