好きって言ったら、どうする?

▼勇side▼








「───あ?カラオケ?」










─────あれから数日後







バイトが珍しく休みで

1日ゆっくり過ごしていれば





夕方、不意に携帯が鳴って
大学の友達から呼び出された。










「そうそう。
皆で来てんだけど、お前も来いよ。」

「…面倒くせェ。」

「そんなこと言うなって。
女子達もお前のこと待ってるし。」










そう言いながら
俺を家から出そうと、電話越しに誘い続けてくる。





女子が待ってるって…何でだよ。










「俺別に女子に知り合いいねェんだけど。」

「お前は知らなくてもこっちは知ってんだよ。仲良くなりたいんだとさー。」









だからほら、お願い!来て!






電話越しで俺に頼み込むそいつに

俺は小さく ため息を吐いた。






……別に俺は仲良くしたくねェ。









(必要以上に仲良くなる必要ねぇし…。)









どうせそんなに、大学でも話さないだろうしな。









「パス。」

「えぇー?何でだよー!
お願いだから…って、あれ?」









俺がきっぱり断ると

そいつは泣き言を言うように
そう駄々をこね始めて


再び、俺に頼み込んでくる。






しかし不意にそう声を上げると


何かに気づいたように
少しだけ、口が止まった。









「……?何だよ。」

「え?あぁ、それがさ
今同じカラオケ屋の前で
高校生が集まってんだけど……。」

「?」

「そこにさ、この前誕生会にいた
あの…柑奈ちゃん?みたいな子がいて…。」









(─────!!)










俺はその言葉を聞いて

思わず、目を見開く。






……は?柑奈が…?