そんなことを考えながら
勇さんと2人でお喋りしていると
ふと勇さんが話題を変えて
私に尋ねてくる。
「…誕生日、いつ?」
「え?
あ…えっと、1月18日です。」
「……受験最中だな…。」
あっそう…、と
私の答えを聞いて
困ったように眉を寄せながら
視線を斜め上へ逸らす勇さん。
彼の言う通り、その時期は受験真っ最中で
お祝いどころじゃない。
だから今年は
お祝いしてもらうのは諦めてるんだけど…。
「それが、どうかしたんですか?」
「……いや…。」
私がそう尋ねると
勇さんはチラッと、私の方を見てから
少しだけ照れたような顔をして
再び視線を逸らした。
そして、少し控えめな声で 私に言う。
「…祝ってやろーかと思ったんだけど…
そんな時期じゃねぇなって思って…。」
「………え…。」
そう言いながら
フイッ、と
顔ごと逸らしてしまった勇さん。
私はその言葉と そんな彼を見て
思わず…顔に薄っすら熱を集めた。
……勇さんが、照れてる……。
(しかもお祝いしてくれようと思ってたなんて……う、嬉しい……っ!)
思わずニヤけそうになる顔を
どうにか平然と保ちながら
私は勇さんに「ありがとうございます」と
返事を返す。
……どうしよう、今すごい幸せ……。

