そして到着すると
開いた目の前にあったその部屋のインターホンを
ポチッと指で押した。
────しかし
ピーンポーン
と、その音が鳴った瞬間
───バンッ!!!
と
突然勢い良く玄関扉が開いたと思えば
女も勢いよく顔を見せてきて
俺は思わず ギョッとする。
……え、何。
「……お待たせしました。出前です。」
「………あ…。」
女は俺の姿を見ると
ハッとしたように顔をしかめて
ラーメン屋さんか…。と
どこか残念そうに、呟いた。
そして少し下を向きながら
自嘲気味に微笑む。
───女はやっぱり言葉遣いが関西訛りで
そして少し、鼻声だった。
女は俺が持ってきたラーメンを受け取ると
そばに1度それを置いてから、
財布からお金を取り出す。
そしてそれを差し出す時に
チラッと、俺の方へ視線を向けた。

