(………やっぱりまだ辛そうだなぁ…。)
顔もまだ火照ってるし
いつもの勇さんの強そうなオーラも
今の彼からは全く感じない。
私はそんな勇さんを見つめながら
ベッドの端に、頭を乗せる。
『--------------。』
『……??
勇さん?何か言いました?』
(──────あの時、)
勇さん、本当は何て言ったんだろう。
私は昨日の海でのこと思い出しながら
そんなことを思う。
勇さんの風邪が治ったら…
あの時なんて言ったのか
聞いてみようかな…。
私はそんな風に思いながら
小さく、部屋で1人呟く。
「………早く、良くなりますように…。」
全部私に、移してくれても良いから。
そんな風に思いながら
勇さんの眠る様子を見守っていると
段々と私も睡魔に襲われて
そのまま─────
その場で、目を閉じた。

