「勇さん 射的得意なんですか?」
「んー、まぁそこそこだな。
……やって良い?」
「もちろん。行きましょう!」
珍しく勇さんからの要望があって
嬉しくてつい大きく頷く。
すると勇さんは優しく笑って
「ん。」と返事をすると
そのまま私の手を優しく引っ張って
足早にそこへと向かった。
「柑奈もやるよな?」
「あ、いえ、私はいいです!
射的すごく下手なので…っ。」
「じゃあ俺が教えてやるよ。」
「……え?!」
勇さんに尋ねられて、
私がそう答えると
勇さんはまたも不意に
そんな驚く提案をしてきて
私は思わず 声を上げてしまう。
そんな間に、
勇さんはさっさと私の分のお金まで払って
玉を銃の中に詰め始めた。
そして───
「…ん、ほらこっち来い。」
─────グイッ
そう言うと
勇さんは繋いだ手を自分の方へ引っ張って
私の体を 自身の方に引き寄せる。
(っ………!)
その勢いで、肩が触れ合い
私はドキッ!と鼓動を鳴らせた。

