「お前 何色好きだっけ。」
「……え?」
「つか代わりに選んでくんね、どれか。」
そして突然そんなことを言われ、
私は呆気にとられてしまう。
……何で突然、ヨーヨーなんか……。
勇さんの柄ではないことに
私は驚きながらも
一緒に隣に座って
プールの中に浮かぶヨーヨーを眺め、吟味した。
……やっぱりあの水色の可愛いなぁ…。
「あの水色のやつが良いです。」
「……アレか、分かった。」
私がそう言うと
勇さんはそう言って
そのヨーヨーに狙いを定め
そして器用に───
1発で そのヨーヨーを掬い上げる。
私はそれを見て
思わず歓声の声を上げた。
「わぁ!勇さんすごいです!!
1発で取っちゃうなんて…っ!」
「どーも。」
ほらよ───、と
そんなことを言っている間に
勇さんが私にそれを手渡して
自分はもう1度、
今度は白いヨーヨーを狙って
見事それを 掬い上げる。
私はそれにも感動しながら
そしてすぐ近くにあった勇さんの横顔に
思わず息が止まった───。

