──────そしてそれから数日後
待ちに待った当日がやってきて
私は家の中でソワソワし始める。
───待ち合わせまで、あと2時間。
「カナどうしよう!あと2時間で花火大会だよ!!」
「はいはい、落ち着いて柑奈。」
電話越しにカナへそう言うと
カナは軽く笑いながら
私にそう言う。
前回と同じく、準備は完璧。
持ち物は昨日のうちに入れておいたし、
お母さんにもちゃんと着付けのお願いをしておいてある。
───『カナと一緒に行く』ってことになってるけど。
「お母さんたちは行かないんだよね?
途中で会ったりしたらビックリされるよ。」
「うん、それは平気。
毎年家の2階から見てるから。」
私がそう言うと
カナは「なら良いけど。」と笑う。
確かに
きっとお母さんたちが
勇さんを見たら驚くに違いない。
今はもう全く怖くないけど、
私も初めて会った時
怖いお兄さんと勘違いしたことがあるから。
でも別に目つきが悪いとか
そんなことは全くないんだけど…
耳に空いたピアスとか
クールな雰囲気と身長が
あの勇さんの雰囲気を生み出してるんだと思う。
(でも絶対勇さんすごい浴衣似合ってそうだなぁ……。)
髪の毛黒いし短いし、
身長も高いからきっとかっこいい!

