「雪、まだスマホ離せないの?」
僕は不満げに言った。

「あっ、うん。
れんが返信しないとうるさいから。」

確かにさっきからずっと通知音が鳴り響いていた。

でも、さすがに限界!
お泊まりだっていうのに、全然雪とイチャついてないじゃないか!

そう思った僕は雪からスマホを奪った。

「えっ、星矢かえしてよ。」

「ダメ。 もう限界。雪は僕だけを見ててよ…」
そう言って僕は雪にキスをした。

うわぁ、ダメだ。 止まんない…
キスは深いものになっていった。

「ごめん…雪、大丈夫…?」
キスをやめ、そう聞くと。

雪はとろんとした目で頷いた。

こんなの反則だろ!
僕はそのまま雪を優しく床に押し倒した。

「ごめん。止めれそうにないや…」

「別に…いいよ…」

「ありがと…」



朝起きると、横には雪が眠っていた。

「ありがとね…」
僕はそっと雪の頭を撫で、キスをした。

手はださないって決めたのに、結局さやかさんの読み通りになっちゃったな…

でも、僕はとても幸福感に溢れていた、
このままずっと一緒にいれたら良いと思ったのだった。



〜 END 〜