惑星(ほし)が僕らを結ぶから

「えっ…」

連れてこられた場所は服屋だった。

いつも着るような雰囲気のお店ではなかったが、可愛らしくって私は好きだった。

「いや、さっきから雪ちゃん自分の服見て
気にしてたでしょ?
だから、服装気にしてたのかなって。
本当はバイクで来るつもりだったんだよね
僕も全く考えずに来ちゃったから。」

この人にはなんでもお見通しなのかなって思った。

「あっ、ありがと。
でも、違うお店の方がいいかも!
私こういうの似合わないし…」

本当は着てみたかったけど、似合わなくって、先生に幻滅されるんじゃないかと思い、私はそう言った。

「何言ってんの?
本当は着たいんでしょ?こういうの
もう、周りの目は
気にしないんでいいんだよ。」

そう言って、先生は私をお店に連れて行き、
いくつか服を選んで、私を試着室にいれた。