惑星(ほし)が僕らを結ぶから

「うん、そういうこと。
そういえば、いつも雪の勉強教えてくれてありがとうね。」

「いえ、雪ちゃんは自分でやっていけるんで、僕はほとんど教えてないですよ。」

「あはっ、やっぱり」

「あっ、わかってたんですか?」

「うん、そりゃー長い付き合いだからね
でも、あの子、無愛想でしょ?」

「まぁ、そうですね。」
(てか、全くしゃべってくれないし…)

「昔、女の子にひがまれてねー
そしたら、なぜか、れんの真似して言葉遣い悪くしはじめて、それが今でもなおらないらしくって、気にしてるのよね。」

「あっ、なるほど」

「そうそう、
本当はすごい素直でいい子なのよ」

僕は、彼女が話さない理由を知り、
彼女に興味がわいたのだった。