「こっちから、ユミ、莢(サヤ)、彰、和馬。みんな、兄ちゃんと同い年だから、黎の姉ちゃんと兄ちゃんだと思っていいんだからな?」

「‥こんにちは、黎ちゃん!あたしは酒井ユミ。よろしくね?」


あたしの頭を撫でて、ニッコリ笑った可愛い女の人。

人見知りなあたしだけど、何故かこっちまで笑顔になった。


「…わしやれいです。よろしくおねがいします」

「カワイー!黎ちゃん大好き!」


ガバッと抱き着いたユミちゃんを合図かのように、他の三人もわっと近寄って来た。






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