「じゃあ、今日はこの辺にしますが、来週までに修士1年の人はテーマを決めてきてくださいね」 教授がそう高らかに宣言するのと同時に部屋を飛び出した。 時計の針は12時30分を少し過ぎたあたりを指している。 全力で走れば、今ならまだ間に合うはず・・・