制服をきて初めて入る中学校。





「やっとついたねー、」

「由奈由奈!ちゅ、中学校!中学校だよ!」

「うん、わかってるよ、
もーはやく体育館でクラス替えみよーよー、」

「うん!」




はぁぁ、絶対、絶対!
由奈とおんなじクラスでありますよーに!




「由奈、心の準備出来てる?」

「う...うん! もちろん!」

「じゃあいくよ?
一緒に見るんだよ?」

「うん、わかってる、」

「じゃあいきます!」

「「3! 2! 1!」」



ばっ!




「「やったぁーー!」」

「おんなじクラスだよ!」

「ほんとによかったぁ、」



あたしたちのクラスは3組。
どんな人がいるのか楽しみだ。


「由奈みてみて 外国の人かな?
カタカナの名前とかあるよ。」

「ほんとだ、でも1組だね。」



「あれ、あたしたちのクラス
おんなじ名前の子がいる。」


「漢字はちょっと違うね。
なんて読むんだろう、」


「れ...れお?かな?」


「まぁ教室いってきーてみたら?」


「いや、喋れるかわかんないし、」


「美結なら大丈夫でしょー
さっ、教室いこー」


「あっ、まって由奈!
おいていかないでー!」



これがあたしの初めて、
あの2人を知った時。
今はまだこんな事になるなんて、
思ってもいなかった。