ードキンッ。
「……ありがとう」
「……なんだ、ちゃんとお礼言ってくれんだ」
八は、私を見てニコリと笑う。
「行く宛ないなら、僕の部屋においでよ。」
「……!?」
やっぱり、八は、どこかが抜けてる気がする。
「なにを言ってるの?
仮にも、あなたは男の子なのに……」
「へ?
だから、僕が男だからこそ、キミを守るために僕の部屋に住ませるんじゃん」
「…………」
「ちょ、黙んないでよ。
でもさ、いい提案でしょ?」
まあ、確かにいい提案ではある。
たぶん、ここならお妃様にも見つからないと思うし。
でも、八と暮らすのは……ちょっとな…。
仮にも、男女が同じ部屋に住むなんて、有り得ない。


