抜けてる王子と、白雪姫




「僕は、白星八」


白星……八?


「……そーいうキミは?」


八は、私に問いかけた。



「白雪……林檎」




震える声で、自分の名を名乗った。





「白雪……林檎??


もしかして、キミ、あの森の奥のお城に住んでる?」





「あんたには、関係なくない?

てか、早く手当てして?」



ぶっきらぼうに言うと、




「ははっ!

噂通りのお姫様だな。」




ケラケラ笑う彼にイライラが増す。






「噂って、なによ。」



「キミの面白い噂話を耳にしたんだ」





「……」




彼は、私が痛めた足にテーピングしてくれてるけど、なかなかうまく出来てない。






「あんた、下手くそ」





はっきりそう言うと、彼は







「……うん、僕は結構不器用って言われてる。


けどさ、怪我してる人をほってはおけないから。」