抜けてる王子と、白雪姫




ーーー……10数年後。






ードサッ




「いたっ!」






もう、ついてないなぁ。







ースッ




私の前に一つの影。







そして、差し出された手。







「……あのっ、」







躊躇いがちに彼にいうと、彼はニコリと笑う。








「大丈夫?



……足、くじいたの?」





「……あ、は、はい……」





「そんなに、警戒しないで。



僕は、怪しい人じゃないから」





「……は、はぁ……」



いや、初対面の人に怪しい人じゃないって言われても戸惑うんですけど。






「……キミの名前は?」





「……白雪……」




「……白雪って言うんだ。僕は、白壁七。





よろしくな」