自覚がないんだな……。 ま、そんなとこも可愛くて好き……だけど。 「……今度は、林檎のお話、聞かせて?」 「……私は、お妃様から逃げてきたの 」 「……えっ」 「……弱いよね。 ……立ち向かえないの。私は」 「……」 「……だから、お城から抜け出したの。 けど、いつお妃様が私の居場所見つけるかわからないから。」 「……僕が、守るよ」 「えっ……」 「林檎のこと、守ってみせるから」 「……ぷっ、それってなんか告白みたい」 クスッと笑みがこぼれる。