「まず、僕からね」
「…………ん」
「……僕は、生まれてからずっと、両親に縛られてたんだ。
……成人したら、有名な所の姫と結婚しろって」
「……そうなんだ……。
てか、……八は、いくつなの?」
「僕は、19だよ。」
「……そうなんだ」
「だから、最近は両親からの電話多くてウザかったんだよね。
だってさ、僕の人生じゃん?自分の人生好きに過ごしたいじゃん。」
「……」
「……だから、いつも政略結婚の話は断ってた。」
「……八は、好きな人いるの……?」
震える声で聞いてみると
「……うーん、よくわかんない。」
「……よく分からないって……」
「僕、いつもさ、両親に抜けてるって言われてるんだ。
何故かわからないけどね」
「……そっか」


