ふと呼ばれて、彼の手にある紙を見る 「…あっ、ここはね」 その紙にはウチの学校のシンボルである大木の場所がしるされていた 「こっちだよ」 その場所に連れて行こうと、彼の手をひっぱった 今朝と同じ、ヒヤッとした感覚が私の手にやってくる 「朝も思ったけど、森谷君の手って、凄く冷たいね」 手が冷たい人は心が温かいんだって そう付け足した私に森谷君は「そんなことないよ」とまたまた微笑んだ