Story-SORA.

目の前をおおうような赤…………俺の頬にドロッとした血がついた。

「ぇ…?」

要は何があったのかわからないようにただ突っ立っている。

「すげぇよ!やるな要!」

要は確かにその巨大な鳥を弓矢で見事に射たのだ。めちゃくちゃかっこよかった。

「何?俺らってこの門くぐっただけで身体能力アップしちゃったわけ?」

俺はエイロに尋ねた。

「みなさんの身体能力プラス120くらいですよ」

「ぃゃ、よくわかんねぇから……」

そのプラス120ってのはかなり効果があったらしく、俺達は襲ってくる数々の敵?を倒すことができた。

俺達三人は元々、小学生のころからずっと体育はトップレベルだった。俺はサッカーで連盟のほうからも注目され、他校からすれば誰もが恐れる敵だった。

要はバスケで出た試合は負けナシ。しかもその3分の2は要の得点。

トモはバレーで外国から誘いくるほど。

もちろん俺達は通知表も体育だけが最高点。

そんな俺達に身体能力プラス120って………