「それで、どーすんの、これから」
「どうしようタマキサマ……」
「大人しく校門に出向いて脚光を浴びるか、ドタキャンして黒瀬に嫌われるかの2択ね」
「どっちもリスクがでかすぎる……」
まずもって、私が大人しく校門にいくとしよう。黒瀬くんは嬉しそうな顔をしてくれるかもしれない。けれど周りの目が痛い、痛過ぎる!第一、注目を浴びること自体、何から何までフツーに生きてきたわたしには無縁な話なのだ。
それがダメなら、黙ってこのまま裏門からコッソリ抜け出してドタキャンするとしよう。私的には目立たず事を終わらせることができるけれど、それは黒瀬くんの気持ちを最悪の形で裏切ることになる。それに、黒瀬くんのファンに今度こそ殺されるかもしれない。
どっちをとっても地獄だ。なんで私がこんな目に!
「ううどうしよう、消えたい……」
「贅沢な悩みだけどね」
「それは百も承知なんですが……」
「───ナツせんぱい、」



