夢じゃなくて






そんなこんなで連れてきてもらった
オシャレなレストラン。


でも、想像してた高級な感じはなくて
和やかな雰囲気の良いお店で
少しホットした。


それでも、イケメンと2人きりの食事に
なんだか落ち着かない。



「ここ、俺のお気に入りなんです。
美味しいし、雰囲気もいいし…
値段もそんなに高くなくて…」


そう言って、少し恥ずかしそうに
笑う顔がとてつもなく可愛い。


「…あの?気に入ってもらえましたか?」


「え!…あ、もちろんです!
あの、わたしも好きです…ここの雰囲気…」


「ほんとですか?それなら良かった…
そう言えば、自己紹介してません
でしたよね…」