ガシャン!



「はっ…すいません!」



ボーッとしてたら、商品棚にぶつかって
商品をバラバラと落としてしまった。



「ちょっと〜笑美ちゃんどうしたのよ〜
今日なんか変よ?体調悪いの?」


「いや、そういう訳じゃ…すいません…」



あの時、イケメンとぶつかってから
何だかずーっとふわふわした感じ。

まだ、手元にあるボールペンも
どうするか決めてないし…



「分かった!笑美ちゃん、もしかして
誰かに恋でもしてるの〜?」


「え!?い、いや、まさか…」




彩乃さんの言葉に思わず大きい声が出て
これじゃあ、図星見たいじゃん…



「笑美ちゃん、恋は先手必勝だからね!
悩むくらいならアタックしなくちゃ!」


「そ、そうですかね…あはは…」


だから違うって、彩乃さん…