しばらく突っ立っていたら
周りの人の視線にハッとなる。


やばいやばい…もう何やってんだわたしは!


恥ずかしくなって、
俯いて歩き出そうとした時



あれ?



道路にボールペンが落ちていた。

拾って見ると、なんかちゃんとしてる
高そうなボールペン。


さっきの人のかな…?



高そうだし…失くしたら困るよね…?



また、ここ通った時会えるかも
しれないし…



わたしは拾ったボールペンと
ハンカチに包んで鞄に入れた。