龍君は本当は歩くのも走るのもとっても速い
でも走るなんてもってのほかの私なので家は早めに出てゆっくりのんびり歩いて行っている
「今日席替えだね 龍君の近くになれるといいな~」
「苺の隣になれないかなー 笑」
他愛もない話をしてるとあっという間に学校についた
2年生なので教室は2階
恥ずかしいんだけどしょうがないのでやっぱりだっこ…
でももう1年半も通ってるのでみんなこの光景に慣れたみたい 笑
ガラッ
「あ、苺おはよ!」
「おはよー 美伽ちゃん」
小学校からの親友の鈴木美伽ちゃん
「もうすぐ冬なのに君たちは熱々だねー」
「だろ?」
も、もう!
「りゅ、龍君!」
「恥ずかしがってる!苺やっぱり可愛いーわー 笑」
「も~!」
(えへへと笑う苺の笑顔は女の私でも倒れそうな殺人スマイル…証拠に周りの人は顔が赤いし 笑 あれ?田中くん鼻血出てるじゃん 金沢も大変だなー)
ガラッ
「座れー 出席とるぞー」
クラッ
だ、大丈夫。ちょっとクラっときただけ
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キーンコーンカーンコーン
席は龍君とは離れたけど美伽ちゃんとは前後!
すっごく嬉しい!なのに…
認めたくないけど身体は朝より何倍も重くなってしまっている
やっぱり休めば良かったのかな…
もう身体に力が入らない
「苺!お昼ご…苺? か、金沢君!!」
私の我が儘で学校来ても迷惑なだけだった
「…ったく だから朝言ったのに」
私は大好きな龍君の腕の中で意識を飛ばした
