1話  どうしたら、、


「ゆーいっ!どうする??」


そう聞いてきたのは同じクラスで
罰ゲームメンバーのさき。


「さきー!どーしよう。いない」


「好きな人やろ?気になる人は?」


私には好きな人も気になる人も
いたことなんてない。


「いない。」




さきとわかれトボトボ歩いて帰っ
ていると、他校の生徒がぞろぞろと
帰っていた。


「うわっ、多いいな。」


ほんっと今日は最悪。
そう思った時、後から声がした、



「ぜってーこれバス混む、」

「俺、自転車!!」

「おっさきー!バイバーイ!」



自転車!いーなー。
うらやましー!
私も自転車登校にしたいなー



『シュー』


バスの止まる音を聞くと。
嫌な気分になる、私は一昨年
事故をした。一部の記憶は消えた。
事故のことも覚えてない。
母は、

「バスで事故したらしいのよ。」

と私に言った。


力が入らない、腰がの力が抜けて
座り込んでしまった。














気づいたときには自分の部屋。
何が起きたかわからなかった。
けど、なにか居心地のいい所
にいたようなきがした。



「ゆい!起きたわね。」


「…うん。」


「よかったわ、どうして玄関に

 倒れてたの??」


玄関に??えっ…



「…バス」

「バス?バスがどうしたの?」


「なんでもない、なんか途中で

 気分が悪くなったの!」



だれかに玄関まで運ばれた?
でも、家知ってる人って?
いったいだれが?



「そう…貧血かしら。」


「そうかも!」


その後もずっと、、、
考えていたが、何もわからなかった。