【完結】プラスマイナスゼロ

私が怒りを見せると、母は諦めたかのように口を開き、続けた。

『やっぱり颯斗には、研究をやめさせておくべきだったわね…そのせいで、この事件がバレてしまったんだから…』

その言葉に私は衝撃を受けた。

「お母さん…なんで颯斗の存在を?」

颯斗は、42年前に死んでいて生まれてきていないはず。私がそう聞くと、お母さんは笑って

『あったり前じゃない!!颯斗は私が産んだ子供なんだから!!いくら、存在がなくなったって血が繋がっているんだもの!』