『そうか、なら良かった。』

そう言う、颯斗の顔はどこか悲しそうだった。そのことを聞くこともできず、ただ君を見つめていた。

しばらく颯斗のことを見ていた。そうしたら後ろの方から、天海彼方さんらしき人が歩いてきた。私がふと時計を見ると、時間は17:18。

「あと1分もない!颯斗どうする?なにも計画してこなかったけど…」

私がそう聞くと、颯斗は

『安心して。もう計画なら立ててあるよ。』

そう言って、君は前へと歩き出した。彼方さんを助けるかのように…