【完結】プラスマイナスゼロ

私は、しばらく歩いていたずっと聞きたかったことを聞くことにした。

「あのさ、ハヤト聞いてもいい?」

私がそう聞くと、ハヤトはその言葉に反応して、立ち止まった。

『ん?なに?』

私は、続けた。

「なんで、あの火災現場にハヤトがいたの?」

気になっていたこと、その1。

私がそう聞くと、ハヤトは言いたくなさそうだったが、私の視線に負けて続けた。

『それは…俺が天海和也の息子だから。俺は、天海颯斗。』

あ!だからか!あの場にハヤトがいたのは!そういえば、父さん、母さん言ってたな〜。そしてそれを、隠すために苗字を言わなかったと。もう2個解決した。