【完結】プラスマイナスゼロ

『「いざ、42年前に!!」』





その言葉とともに、私たちの意識は飛んだ。







目を覚ますと、ベンチに座って寝かされていた。時計を見ると、16:08。事件の時間はどのくらいだったかな?ハヤトを起こしたらわかりそうだ!

「ハヤト!ねぇ、ハヤト!起きてーー!!」

一回目の時は、全然起きなかったのがすぐ起きるようになった。

『ふぁ?』

寝ぼけてこんなことを言っているけどスルーしたまま、

「轢き逃げの時間、場所を教えて!」

私が聞くと、ハヤトまだ眠そうに

『えっと〜…17:19頃、金森町電波塔付近の交差点。』