『犯人は全員逃げたのか?』

「一人は、私から逃げて閉じこもって爆発して…ね?」

ハヤトに聞かれ、自分がやったことに罪悪感を感じてると、

『それはそれで、あいつの死は、あいつの償いにもなるんじゃないか?』

「え?」

『確かにその犯人は、お前が追いかけて行ったからその部屋に閉じこもったのかもしれない。でも、その状況におかれたのだから、しょうがなかった。俺も同じ所にいたら同じことを、しただろうし。犯人だって、あんな事したんだから天罰が下ったんだ。』