【完結】プラスマイナスゼロ

『父さん!!お母さん!!!灯油が巻かれてる。他の人はもう避難してるから、あとは父さんたちだけだよ!早く非難しないと!!もう時間がない!火がまわってきちゃう。』

この子誰かに似てる気がする…でも誰だろう?
それより避難させないと

「本当に火災が発生します!!早く逃げてください!」

そんなことを言っても信じてもらえるはずもなく、

『あなた誰ですか?証拠はあるの?』
『お前はだれだ!?俺らは今大事な研究中なんだ!邪魔しないでくれ!』

二人からこんなこと言われてしまった。

「それは…」

返答に困っていると、廊下から火がきた。男の子は、慌てて部屋の端に逃げていった。