そう思っていたら、ハヤトのある言葉を思い出した。
《この薬を飲めば戻れるよ!》
「あっ、そう言えば、薬!ハヤトはもう飲んだの?」
薬を人差し指と親指で持ちながら揺らした。
「うん、飲んだよ。はいこれ、飲んで。」
相変わらず無愛想なハヤトが差し出してきたのは、透明な瓶が特徴的な飲み薬だった。
「これを飲めばいいんだよね!なんか、怖いけど…… じゃあいただきます!」
「いざ、18年前に!!」
私とハヤトの掛け声とともに、私は意識を失った。
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