で、なんかその人の話曰く、わたし105歳まで生きたって言ってたし、ちょっと不安だけど……

まあ人生なるようになるし、なんとかなるでしょ!


そんなことよりも、この人の名前を聞かずに勝手に話を進めていた。

長旅になるだろうし聞いておこう。


「あの〜、私たち散々話してましたけど、お名前聞いてませんでしたよね。
あなたのお名前は?」


自分の名前だけ言われて、私この人の名前知らないしね…


これからお世話になる人かもしれないし聞いとかないとね。


「ハヤト。そう呼んで。」


そういうハヤトの顔は、どこか悲しそうでなにも言えなかった。


「あ、ハヤト。うん、分かった!そう呼ぶね!」