うんっっ？ちょっとまてよ？
ツッコミどころが多すぎて…
18年前に行くということは？
「それって、タイムリープ？」
「ああ、そうだ。お前、勘がいいな。この薬を飲めば過去に戻れる。」
透明の瓶に入っている液体を振って見せた。
「それで、いくつか注意点な。
まず一つ目、戻った時間分、寿命が縮みます。二つ目、タイムリープ中に、過去の自分と会ってはいけない。
三つ目、このタイムリープ中に自分が生まれる前の時代に行ったとして、そこで死んでしまうと、自分は生まれてきてないことになる。自分の生まれた後の時代で死んだ場合は、死んだことになる。
因みに、死んだ人を助けた場合は、死んだ日から今の時代までの記憶は適当に置き換えることになる。何か質問ある？』
なるほど… 注意点は確かにこの怪しい薬を扱う上で多い。
でも、最後のだけちょっと意味が分からなかった。
「最後のだけちょっと… 」
「えっとー…だから、例えば仮に、そいつのことを助けれたとして、死んだ1998年から2016年の間の記憶が適当に置き換えておくってこと。」
あ、なるほど、じゃあ死んだ人も生き返ったら、何不自由なく暮らせるってことか。
