キミが好きなのは俺


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次の日になり、今は13時55分。




目覚まし時計で時間を確認した私は、部屋を出た。





マンションの廊下も、エレベーターの中も



優くんと過ごした時間の思い出が残っていて




少し息苦しさを感じながら、私は下に降りた。





マンションのエントランスを出ると、シルバーのセダンがすぐ目の前に停まっていた。





大きくて、高級そうな車、ダンディなおじさまが乗っているような、重厚感で溢れている。





健一さんの車はどこにあるんだろう…



辺りを見渡してみる。




だけど、他に車が停まっていたり、マンション近くに停まろうとする車もいない。





スマホで時間を確認してみれば、13時59分だった。





自分が遅刻をよくする人だから、時間に遅れることについては特に何も思わなくて



気長に健一さんを待つことにした。