キミが好きなのは俺

・・・?



明日は水族館に行くんだよね…?



水族館の中だったらきっと寒くないだろうし、何に使うんだろう。




それに、この時期だったらそんなに寒いこともないと思うんだけど…





屋外のショーでもあるのかな。



それとも健一さんの心遣いなのかな。




「あ、はい。」



少し不思議に思いながらも、私は短く返事をした。




「じゃあ、また明日ね、陽菜ちゃん。」



「はい、また明日。」



「楽しみにしていね。」



健一さんはそう言うと、通話を切った。





ツーツーツーと機械的な音が聞こえ、私もスマホを耳から離す。




私は切れたばかりのスマホを手に持ったまま、その画面を見つめた。





私に休めと言ったかずさん。



私を水族館に誘ってくれた健一さん。




仲良しの二人が、私一人のために



こんなに考えてくれて



動いてくれて…。





二人がどうしてここまでしてくれるのかは分からないけど



二人の思いを



気持ちを




私はちゃんと受け取らないと。