キミが好きなのは俺

健一さん・・・



そんなこと言うなら、いい人なのは健一さんの方だよ…。





健一さんは



かずさんに頼まれて、私のことを誘ってくれた。




かずさんのため



私のためを思って



健一さんは私に連絡をくれている。





私が部活のために頑張れるのは、部活に所属している責任もあるから。




だから、そういう責任とか関係なく



人のために何かできる健一さんと私は




全く違う。





「・・・。」





こうして健一さんとお話ししていると



健一さんが思ってくれている私の像と


実際の私が、かけ離れている気がして



少し心が苦しくなる。





…私が何も答えることができず黙っていると




「まぁ、とにかくさ、かずの頼みでもあるし

おれも陽菜ちゃんと過ごせたら嬉しいし


明日おでかけしよう。



おれがいつも…いや、たまにだけど行く水族館


行って損はさせないくらいいい場所だから。」





そうやって、健一さんは




私のためにやってあげているって感じを出さずに



あくまでも私に付き合ってもらっている




っていう感じを醸し出してくれて。