キミが好きなのは俺


「・・・。」



なんだろう・・・かずさんが凄すぎて




言葉が出てこない。





かずさんといると



私もなんだか楽しい人間になれたような、不思議な錯覚を起こす。




それはきっと



私の心が楽しいと感じているからなんだろうけれど。




かずさんは、ただ明るいだけじゃない。



ただ面白いだけじゃない。





かずさんがどういう思考回路をしているのかは分からないけれど




きっと



フットサルのことも


部員のことも


ちゃんと思って



考えていて…。




その結果



人を笑顔に、明るくさせることができているのかなと思った。




今日は、改めてかずさんはすごい人なんだと感じた。




前よりも、尊敬する気持ちが大きくなった。



「お先に失礼します。」




私はかずさんに深くお辞儀をした。





そして、頭を上げてかずさんの顔を見て



よく分からないアイコンタクトを取ってから




さっき来た並木道をまた戻る。





…後ろから、かずさんが誰かと電話をしている声がする。




誰と話しているのか



どんな内容を話しているかまではさすがに分からないけれど




「かずさんは忙しい人なのかな…。」




さっきまで私と話して



すぐに電話で誰かと話して



その後は部活。




かずさんのタフさは、どこで身についたのだろう。





そんなことを考えながら、私は自分のお家へと帰った。