優くんの背中を見つめながら、私も優くんの後ろについて歩いていく。
私が手を伸ばせば届きそうな優くんと私の距離は、縮まることも広がることもなく…。
正面門を出てから、優くんは車道側を歩いてくれたけれど
届きそうで届かない距離が変わることはなかった。
優くんの後ろを歩く私。
会話のない、ただひたすら歩くだけのこの時間が、優くんの存在を遠く感じさせた。
・・・前、牛乳ぷりんの話をしながら、優くんと一緒にこの道を歩いたっけ…。
その後、いつまで優くんは送ってくれるんだろうなって思っていたら
優くんも私と同じマンションに住んでいるって知って。
授業が終わって、一緒に帰るって、ものすごく特別、っていうものではないけれど
優くんと一緒に帰ったことは、私にとって大切な思い出の一つ。

