苦しい、胸が、ぎゅうっと締め付けられているみたいで、とても苦しい。
心臓が、ドキドキするっていうより、ドクドクする。
苦しい・・・。どうしたらいいの・・・。
「……う…っ…。」
涙が溢れて、止まらない。
優くんの手が、ぱっと私の肩から離れる。
「・・・ごめん。…ごめんな。」
静かに戻っていた優くんの手は、そのまま優くんの体の横で、だらんと垂れた。
私が声をこらえて泣くかすかな音だけが、この教室に響き渡る。
優くんは、自分のカバンから、ハンカチを取り出して、私にそっと差し出してくれた。
「…これ、使って。」

