「ん~いい匂い」



耳元でそういうもんだから



くすぐったい。



「そ、そうかな?」



「好きな匂い」



こんなことで照れてるっておかしいかな。



好きすぎて不思議なぐらいだ。



私は翔の腕の中でぎゅううっと体を埋める。



「翔もいい匂いだね」



「可愛すぎ勘弁してほしい」



そう言って私に強引なキスを落とした。



「んんっ」



止まらないキスに



頭がクラクラする。