「おいしそうだよね。杏里も一緒に食べる?」
人の気もしらないでこいつはのんきだ。
「いらない」
すこしおこりっぽく言い返すと桜井くんは少し顔が寂しそうになった。
「どうした?」
「なんでもないってば」
「よくないんだけど」
「ほっといて」
せっかく桜井くんの誕生日なのに
一人すねて桜井くんを困らせてるだけだ。
「あ、もしかして」
そう言って桜井くんはなぜかニヤッと笑った。
このタイミングで笑うバカいる?って思ったけど
とりあえず
「なに?」
って聞いてみた。
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