「っ…!」 ほんとにずるい。 付き合ってなかった時はすごくむかついてたし嫌いだって思ってたのに こんなドキドキさせられてるなんて 不思議な感じ。 撫でられた頭はまだ熱くて 顔も熱かった。 「ただいま」 「おかえりなさい」 お母さんからの返事を聞いて2階へ上がった。 そして自分の部屋にあるうさぎのぬいぐるみをぎゅーっと抱きしめて 「桜井くんすきっ…」 そう呟いた。