そして、窓の傍に倒れている林檎を見つけた。


「「林檎!!」」

「林檎!林檎!しっかりしなさい!!」


蘭は林檎を肩を抱き上げたが林檎の腕は力なくだらんとしていた。


「なんで倒れてるんだよ!!」

「そのリンゴに何か仕込んであったのでしょう」

「蘭すごい!頭いい!!」

「そんなこと言ってる場合か!」

「らん~すごい林檎つめだいよぉ・・・・」

「泣くな!まだ死んでねーよ!!」

「そういうお前も泣くんじゃありません」

「林檎・・・」

「どうすれば目覚めるのですか・・・



兄さんを、僕を置いていかないでください」




蘭はそっと林檎の唇に自分のを落とした。