「お嬢さん、いきなり窓から呼んでしまってごめんねぇ」 「大丈夫ですよ。お婆さん、どうかしたんですか?」 「ここに美しいお嬢さんが住んでると聞いてねぇ、リンゴのお裾分けに来たんだけど」 そういってお婆さんは真っ赤でツヤのあるリンゴを差し出してきた。 ・・・美しい?・・・なんかひっかかるな・・・でも、 林檎は大好物がリンゴのため誘惑に負けそうになっている。 「まぁ、ありがとうございます。でも・・・・」 「とーっても美味しいリンゴだよ」 「・・・・やっぱりいいで」 す。と言おうとした瞬間