恋して愛して



「大学始まる前に、荷物の移動した方がいいかな?」

帰り道でそんな質問をされる。

そういえばそこまで考えてなかった。
とりあえず一緒に住みたかったっていうか…

ていうかそもそも、俺の家にと言ったけど、優衣の家でもいいわけで。

つーか、優衣の家って…


「今の家からでてきていいのか?」

「え?」

「俺の家に来るってことは、優衣が今住んでる家から出ていくことになる。それでいいのかってこと。」

だって、その家は少しだけかもしれないが優衣が母と暮らした場所。

そこを、俺の一言で捨てることないし。

「うん。お母さんとは、もう話したしっ。私が笑顔でいれば大丈夫!」


その言葉通り確かに毎日笑顔。

「そか。それなら…大丈夫だな」

「大丈夫大丈夫」


俺は優衣を家まで送る。

「今日もありがとう。おやすみ〜」

手を振る優衣が寂しそうに俺を見てる…気がした。

「優衣」

俺は優衣の唇を奪う。

ほんとは、優衣じゃなくて俺が寂しいだけ。
俺が思ってる以上に、独占欲が強い。

優衣の全部を俺の物にしたい。