全くわからないみたいな顔で、俺を見る。
「だから!一緒に住むんだよ!俺の家で!」
あーここまで言わないとわかんねーのかよ。
俺はムズかゆさに、頭をかきたくなる。
「え、いいの?私のわがままで決めてくれたなら良いんだよ。
あれはまだ早かったって思ったし…」
「はぁ。わかんねー?俺がお前と一緒に住みたい。一緒にいてほしいから…そういう事」
たまに鋭いと思ったら、やっぱり鈍い。
どっちかにしてくれ。
「わ、私も!一緒に住む!うん!」
必死に頷く優衣が可愛すぎて、死ぬほど抱きしめたくなった。
から、抱きしめた。
苦しくなるほど。
「苦し…」
「あ、悪い」
流石に本当に苦しそうなので離してやる。

