両手を取って、小さな四角い箱を乗せる。
「もう…いいよね?」
優衣の声が少し震えてる。
手の感覚でそれが何なのか、だいたい分かる。
優衣が目を開けて、驚いて、だんだん笑顔になって、泣きそうな顔になった。
「ずっと一緒にいてください。俺と…幸せになってほしい。」
ちゃんと言葉も添えた。しっかり。
じゃないと…“プロポーズ”にならねーから。
「うん…うんっ。ずっーと一緒にいます!」
優衣は最高の笑顔でOKの返事をくれた。
「本当にこんなに嬉しいんだね。涙出るほど嬉しいんだねっ…」
「よかった。お前が嬉しいなら俺も嬉しい」
優衣を抱きしめて、くさいセリフを言ってみる。
うわ、まじ俺キモイ。
「うんっ」
お前、なんとも思わないのかよ。
馬鹿正直すぎて、逆に照れる。
「あと…俺の家はお前の家だから」
「…へ?」
「へ?じゃなくて…だから、、その。」
わかってくれよ!なんでこういう時ばっかり鈍感なんだよお前。

